シングルマザーにとっては大切な養育費
そんな養育費の未払いが昨今問題視されていますが、そもそも養育費ってどのくらいもらえるものなのかご存知ですか?
裁判所のホームページを見ると算定表というのがあり、だいたいの目安が表されています。
権利者(子供を育てる側)
・自営業ではない
・年収300万
義務者(養育費を払う側)
・自営業ではない
・年収400万
養育費は月々2~4万円
正直、自分の給与と合わせても、厳しいものがありますよね
平成26年度に文部科学省が行った「子供の学習費調査」によると、公立の小学校でかかる費用は年間約32万円。公立の中学校ですと、年間約48万円になるそうです。
もちろん子供を育てるのには、この学費の他にも衣食住にかかる費用もありますよね。
となると、やはり厳しい…
少しでも多く払ってもらいたいというのが本心になってくるかと思います。
そこで今回は、弁護士を立てずに養育費請求調停を起こすにあたり、事前に相談した弁護士が提示した金額よりも5000円多い金額で取り決めることができた私の体験談をまとめてみました。
これから養育費請求調停を起こすという方の参考に慣れればいいと思っております。
調停に対し不安がある方はぜひ読んでみてくださいね。
調停の時に一番気をつけたことはズバリ、コレ!確実に抑えて起きたいポイントとは?
調停の時に一番気をつけていたことは、調停員への印象づけです。
調停は相手と直接話し合うということはありません。
調停員2名と話し、それを相手に伝えつつ妥協点を探していきます。(体験してそう感じました)
相手に自分の意見を直接言ったり説得することができない以上、調停員さんに相手を説得してもらう必要があります。
その為には、少しでも力になってもらう為の印象を持たせることが大切です。
ということで、私は
・調停が私の頼りなんだ
の2点を分かってもらい、本気なんだという印象を持ってもらえるよう努めました。
調停員に印象良く見られる為に気をつけた3つのポイント
遅刻はしないとか、ハキハキ話すという基本的なことの他にも具体的には次の3点を私は意識して気をつけました。
養育費調停に着ていく服や装飾品のNGとは?
当たり前かも知れませんが、派手なお化粧、ブランド物で身を固めるなどは避けた方がいいです。
例えば、高級時計やブランド品のアクセサリーなどを身に着けながら「養育費を払ってもらわないと生活が困る」と言っても説得力に欠けますよね。
また、過剰にならなくてもいいとも思いますが、派手な化粧や服装は「遊んでいる」という印象を持たれかねないのでなるべく避けた方がいいかと思います。
自分にはお金を使ってない…節約もしている…でも養育費がないと困るんです!ということを伝えられると必死さが伝わると思うんです。
見た目と言ってる内容が矛盾してると感じられてしまうと、どうしても見た目を優先させられてしまいがちです。
服装を気をつけるということは比較的簡単にできることでもあるのでぜひ参考にしてみてください。
ちなみに私はこちらのショップのオフィスルックのようなコーデで行きました。(勿論、スカートやパンツは膝下を選びました)
ローレンハイさんは、シンプルな洋服が豊富で調停の時だけでなく、色々と着回すこともできますね!
調停中は感情的になってはダメ
感情的になってしまうと、話を聞いている方は疲れてしまったり、話を聞き流されてしまったり、感情の起伏が激しい人だなと思われたりして、適切なコミュニケーションがとれなくなってしまいます。
また、早口になってしまったりすることで聞き取りにくくもなってしまいます。
調停員は弁護士の資格を有している方や豊富な知識経験を有する方など40~70歳の方が任命されます。
なので、論理的に「養育費が必要な訳→現状→理由」とまとめて、落ち着いて話を聞いてもらえるように話すことが大切です。
心を落ち着かせる方法として『匂い』というものもありますので、お気に入りの匂いを持ち歩いて使うのもいいかと思います。
持ち運びができるタイプのアロマディフューザーなどもあります。
◎頑張る為の自分へのプレゼント◎
【TRAVALO(トラヴァーロ)】
自分にプラスになることは何でも話す
調停員の方は何でも知っているという訳ではありません。
確かに有識者の方が任命されていますが、専門という訳ではありません。
私の場合ですが、未婚でのシングルマザーの場合「寡婦控除が適用されない」というのを調停員の方は知りませんでした。
だから、養育費算定表はあくまで寡婦控除が適用される人に合わせてるんだから、そこを少し考慮して欲しいと訴えました。
この他にも、残業ができなくなるので残業手当てがなくなる、転職をしなくてはならない可能性があり収入が減るのは明かだ、など未来の事でもいいので話をすることは大切だと思います。
その際に資料があるとより説得力も増すかと思います。
例えば、年に残業代はいくら支払われていたとか、転職をすることによっていくら収入が下がるのか、仕事で忙しい場合シッターや延長保育を利用するといくらかかってしまうなど『数字』で示せるといいかと思います。
養育費調停は怖くない!イメトレをして臨もう
弁護士を頼まず調停を乗り切る場合、不安と心配でたまらなくなりますよね。
ですが、事前に何を伝えたいのか、こういう事を聞かれたらこう答えようと考えておくだけでもだいぶ落ち着いて調停に挑めます。
慣れないことだからこそ、イメージトレーニングをしっかりしていきましょう!
それでも不安…
やっぱり弁護士さんがいた方がいいかな?
と心配な方もいらっしゃると思います。
そういう時は、まずは相談さぽーとで養育費問題に強い弁護士を探してみてはいかがでしょう?
私も最初は弁護士さんをつけないと不安と悩み、弁護士さんへ相談しました。
でも、その結果、自分でできそう!弁護士さんにもこうやってちゃんと話せたしと自信にもなりました。そして、一人で調停へ挑む決意が固まりました!
不安を取り除くということはすごく大事です。子供の未来の為にも頑張りましょう!
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